【マナー】 コート上の紳士・淑女であれ。知っておきたいテニスのマナーと掛け声

「テニスを始めてみたいけど、マナーって難しいのかな?」
「ルールはなんとか覚えられるとして、独特の習慣があったらどうしよう…」
スポーツクラブへの入会を検討されているあなた、もしかしたらそんな不安をお持ちかもしれませんね。特にテニスは「紳士・淑女のスポーツ」なんて言われることもあり、「マナーに厳しいのでは?」と感じてしまうのも無理はありません。
でも、どうぞご安心ください。テニスのマナーは、決して難しいものではありません。その根底にあるのは、「相手への敬意」と「安全への配慮」、そして「お互いが気持ちよくプレーするための心遣い」です。これらは、日々の生活で私たちが大切にしていることと、何ら変わりないものばかりなんですよ。
この記事では、テニスを始めたばかりの初心者の方や、これからテニスを始めたいと考えている方が、コート上で自信を持ってプレーできるよう、知っておきたいテニスのマナーと、人間関係を円滑にする素敵な「掛け声」について、優しく丁寧にご紹介します。
マナーを身につければ、あなたはもっとテニスが好きになり、仲間との絆も深まるはずです。さあ、一緒に「コート上の紳士・淑女」を目指しましょう!
テニスは、ただボールを打ち合うだけでなく、相手とのコミュニケーションを楽しむスポーツでもあります。その第一歩は、コートに入る前から始まっています。

1. 相手への「挨拶」を大切に
コートに入る際、そしてプレーを始める前には、必ず「よろしくお願いします!」と元気よく挨拶をしましょう。
もし一緒にプレーする方が初対面であれば、「〇〇と申します。よろしくお願いいたします。」と自己紹介を添えると、より丁寧で良い印象を与えられます。
帰り際も、「ありがとうございました!」と感謝の気持ちを伝えることを忘れないでくださいね。この一言があるだけで、お互いの気持ちがぐっと温かくなります。
2. 時間は厳守!余裕を持ってコートへ
集合時間や予約時間に遅刻するのは、相手に迷惑をかけてしまうだけでなく、プレーの時間を奪うことにも繋がります。万が一遅れてしまう場合は、必ず事前に連絡を入れましょう。
そして、コートに入る前には、準備運動やトイレを済ませておくとスムーズです。特に複数人でプレーする際は、全員が揃ってすぐに始められるよう、少し早めに到着するくらいの心構えがおすすめです。
3. 清潔感のある身だしなみと安全への配慮
テニスウェアは、動きやすさを重視しつつも、清潔感のあるものを選びましょう。また、テニスシューズは、コート上での滑り止めや足の保護のために非常に重要です。必ずテニス専用のシューズを着用してください。
アクセサリー類は、プレー中に破損したり、相手に当たって怪我をさせたりする可能性があるので、なるべく外しておくと安心です。
4. コートはみんなの場所!使用ルールを守る
スポーツクラブのコートや公共のテニスコートには、それぞれ固有の使用ルールが設けられている場合があります。飲食は指定された場所でのみ、ゴミは持ち帰る、といった基本的なルールはもちろん、クラブ独自の規則があれば、事前に確認しておきましょう。
みんなが快適に利用できるよう、ルールを守ることは大切なマナーです。

円滑なプレーのために!
知っておきたい試合中のマナー
いよいよプレー開始!ここでは、お互いが気持ちよくプレーを続けるために、試合中に意識したいマナーをご紹介します。
1. ボールは「優しく」「相手の取りやすい場所」へ
プレー中に相手コートへボールを送る際や、休憩中にボールを渡す際は、相手が取りやすいように、ネットの下を通すように優しく転がしてあげましょう。相手の顔や体に当たらないよう、くれぐれも勢いよく打ち込んだり、高い軌道で送ったりしないように注意してください。
また、自分のコートに入ってしまった相手のボールも、同様に優しく返してあげてくださいね。
2. ジャッジは公平に、そして明確に
テニスでは、審判がいない試合の場合、自分たちでジャッジを行います(セルフジャッジ)。この時大切なのは、「正直であること」と「明確に伝えること」です。
自分のコートに入ったボールが「アウト」だった場合、「アウト!」と大きな声で明確にコールし、ジェスチャー(人差し指を広げるなど)も添えましょう。際どいボールは、「イン」と判断するのがテニスにおける基本的な考え方です。
もし相手のジャッジに疑問を感じても、感情的にならず、冷静に「もう一度お願いします」と伝えましょう。プロの試合でも、際どい判定は起こり得ます。お互いを尊重する姿勢が何よりも大切です。
3. プレーヤーの集中を妨げない
試合中は、プレーヤーが集中してボールを追っています。
- 自分のポイントが終わってから、他のコートのボールを拾いに行く。
- 相手がサーブを打つ体勢に入ったら、会話や行動を止めて静かに待つ。
- ボールがまだ生きている(インプレイ)間に、ネットを越えて相手コートに入らない。
- チェンジコートの際は、相手のプレーを妨げないようにスムーズに移動する。
- ゲームとゲームの間の休憩(チェンジコート)で水分補給をする際は、時間をかけすぎない。
など、細やかな配慮が求められます。
4. ポジティブな声かけで盛り上げよう!
テニスでは、ポイントの合間や、良いプレーが出た時に、積極的に声を出してコミュニケーションを取ることが奨励されています。
「ナイスショット!」「ドンマイ!」「惜しい!」など、相手や味方を励ます言葉は、コート全体の雰囲気を良くし、プレーヤーのモチベーションを高めてくれます。後ほど詳しくご紹介しますが、これらの声かけは、単なるお世辞ではなく、テニスを楽しむ上での大切な要素なのです。

気持ち良くプレーを終えるために!
ゲーム後のマナー
楽しい時間はあっという間!プレーが終わった後も、大切なマナーがあります。
1. 感謝の気持ちを込めて「握手」と「お礼」
ゲームセット後には、ネットを挟んで相手と「ありがとうございました!」と声をかけながら、握手をするのが習わしです。これは、お互いの健闘を称え、感謝の気持ちを伝える大切なジェスチャーです。
たとえ負けてしまっても、相手への敬意を忘れずに、清々しい態度で握手に応じましょう。
2. コートを綺麗に!「片付け」と「整備」
プレーが終わったら、コートを次の利用者のために整えるのがマナーです。
- ボール拾い: ネットの周辺や、コートの隅に残ったボールがないか確認し、すべて回収しましょう。
- コートブラシ: クレーコートやオムニコートの場合、コートブラシを使って、足跡やボールの跡を消し、平らにならします。これは、コートの寿命を延ばすためにも非常に重要な作業です。ブラシをかける方向や方法が指定されている場合があるので、クラブのルールに従ってください。
- 備品の整理: 練習用具やマーカーコーンなどを借りた場合は、元の場所に戻しましょう。
3. 次のプレーヤーへの配慮
もし次にコートを利用する人がいる場合は、「お先にどうぞ」といった声かけや、準備を邪魔しないように素早くコートを立ち去るなどの配慮も大切です。
コートを離れる際は、忘れ物がないか必ず確認してくださいね。

思わず使いたくなる!
テニス独特の「掛け声」と「声かけ」
テニスには、プレーを盛り上げ、相手や味方との絆を深める素敵な声かけがたくさんあります。いくつかご紹介しましょう!
1. 「ナイス!」や「ナイスショット!」
相手や味方が良いショットを打った時に使う、最も一般的な褒め言葉です。
「今のボール、すごかったね!」という気持ちを込めて、積極的に声に出してみましょう。言われた方も、きっと嬉しい気持ちになるはずです。
2. 「ドンマイ!」や「惜しい!」
相手や味方がミスをしてしまった時に、励ましの気持ちを込めて使います。
「大丈夫、次があるよ!」「今の惜しかったね!」という意味合いで、前向きな気持ちに切り替える手助けになります。ただし、連発しすぎると逆効果になることもあるので、適度に使いましょう。
3. 「一本!」
ラリーが長く続いたり、攻防の末に決着がついた時など、良いポイントだった時に使われます。「今のポイントは素晴らしかった!」という、プレー全体への賞賛の言葉です。
4. 「レディ?」
自分がサーブを打つ前や、相手がサーブを打つ前に、準備ができたかどうかを確認する意味で使われます。
相手がうなずいたり、「Ready」と返したりしたら、プレーを再開しましょう。お互いのタイミングを合わせるための、大切な合図です。
5. 「エンジョイ!」
これは、特にカジュアルなプレーや、仲間との楽しいテニスでよく使われる言葉です。「テニスを楽しもうね!」という、ポジティブな気持ちを共有する合言葉のようなものです。
これらの掛け声は、単に言葉を発するだけでなく、お互いのプレーを尊重し、良い雰囲気を作り出すための魔法の言葉です。ぜひ、あなたも積極的に使ってみてください。きっと、テニスがもっと楽しくなりますよ!

まとめ:
マナーは「思いやり」の形。
テニスを最高の趣味に!
テニスにおけるマナーは、決してあなたを縛るための堅苦しいルールではありません。それは、一緒にプレーする仲間への「思いやり」であり、自分自身が気持ちよく、安全にテニスを楽しむための「道しるべ」です。
最初から完璧にこなそうとしなくても大丈夫。大切なのは、相手を敬い、感謝の気持ちを忘れず、常に良いプレーを心がける姿勢です。一つずつ意識していくうちに、自然と身についていくものです。
スポーツクラブでテニスを始めることは、新しい趣味を見つけるだけでなく、健康な体づくり、そして素敵な仲間との出会いにも繋がります。マナーを身につけた「コート上の紳士・淑女」として、ぜひ自信を持ってテニスの世界へ飛び込んでみてください。
きっと、あなたのテニスライフは、最高の思い出と喜びに満ちたものになるでしょう。
さあ、ラケットを手に、新しい自分に出会いに行きませんか? あなたのテニスデビューを心から応援しています!


