STEP UP GUIDE
〜健康とスポーツの上達ヒント〜
【基礎】 まずはここから!正しい「グリップ(握り方)」の種類と特徴

「テニスを始めてみたいけど、何から手をつけていいか分からない…」
「ラケットの握り方なんて、適当でいいんじゃないの?」
もしあなたが今、そう思っていらっしゃるなら、それはとても自然なことです。多くの方がテニスを始める際、ラケットの握り方、つまり「グリップ」の重要性にはなかなか気づきにくいもの。でも実は、このグリップこそが、あなたのテニスライフをより楽しく、そして上達を早めるための、最も大切な「基礎」なんです。
自己流で始めてしまうと、なかなかボールが飛ばなかったり、コントロールが効かずに上達を実感できなかったりすることも少なくありません。時には無理なフォームから、手首や肘に負担がかかってしまうケースも…。
でもご安心ください!正しいグリップを知り、自分に合った握り方を見つけることで、あなたのテニスは劇的に変わります。ボールを狙ったところに打ち込める爽快感、思い通りのショットが打てる楽しさ、そして何よりも怪我のリスクを減らし、長く健康的にテニスを楽しめるようになるでしょう。
この記事では、テニス初心者の方や、これからスポーツクラブでテニスを始めようと考えている健康意識の高い方に向けて、代表的なグリップの種類とそれぞれの特徴を、分かりやすく丁寧にご説明していきます。
さあ、私たちと一緒に、テニス上達の第一歩を踏み出しましょう!

テニス上達の第一歩!
なぜ「グリップ」がそんなに大切なの?
テニスにおいて、グリップはラケットとあなたの体を繋ぐ唯一の接点です。野球のバットやゴルフのクラブと同じように、この握り方が少し変わるだけで、ボールの飛び方やコントロール、さらには体への負担まで大きく影響します。
では具体的に、なぜグリップがこれほど重要なのでしょうか?
1. ショットの安定性とコントロールに直結するから
正しいグリップで握ることで、ラケットの面が安定し、ボールを正確に捉えやすくなります。例えば、包丁を握るようにラケットを握るのと、金槌を握るように握るのとでは、包丁の刃先(ラケットの面)の向きが大きく変わりますよね。この面の向きが、ボールの飛ぶ方向や高さを決めるため、グリップが安定していると狙った場所にボールを運びやすくなるのです。
2. 怪我の予防につながるから
無理な握り方や、自分に合わないグリップで打ち続けると、手首や肘、肩などに大きな負担がかかります。「テニス肘」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。適切なグリップは、体への負担を最小限に抑え、自然な体の動きを引き出すため、怪我のリスクを減らし、長く安全にテニスを楽しむ上で非常に重要です。
3. 上達のスピードが格段に変わるから
初心者の方にとって、「ボールを当てる」ことだけでも大変かもしれません。しかし、適切なグリップで始めることで、自然と正しいフォームが身につきやすくなります。フォームの土台がしっかりしていれば、応用が利きやすく、さまざまなショットの習得もスムーズに進むでしょう。結果として、上達を早く実感でき、テニスがもっと楽しくなりますよ。
テニスは生涯スポーツとして非常に人気があります。健康維持のため、新しい趣味を見つけるため、どんな目的であれ、基礎を大切にすることは、あなたがテニスと長く良い関係を築くための秘訣と言えるでしょう。

【基本】まずはここから!
初心者におすすめのグリップ3選と特徴
テニスにはいくつかの代表的なグリップがあります。それぞれに特徴があり、得意なショットやプレースタイルも異なります。ここでは、まず初心者の方におすすめしたい、基本的な3種類のグリップをご紹介しましょう。
ラケットは八角形の形をしていることを意識しながら、ご紹介する握り方を試してみてください。八角形の面(ベベル)を数えることで、より正確なグリップを習得できます。
1. イースタン・グリップ(フォアハンド)
「包丁を握るように」と表現されることが多い、非常にナチュラルで基本的なグリップです。
#### 握り方:
ラケットの面を床と垂直にして、手のひらの付け根をラケットの八角形の面(ベベル)でいうと、真後ろの面(ベベル3)に置くように握ります。ちょうど、包丁をまな板に置いた状態で握り込むようなイメージです。
#### 特徴:
- メリット:
* ラケットの面が自然と前に向くため、フラット(回転の少ない真っ直ぐな)ボールを打ちやすく、初心者でもボールを当てやすいのが最大の利点です。
* 手首の自由度が高く、ボレーやサービスなど、他のショットへの持ち替えも比較的スムーズに行えます。
* 腕や肩への負担が少なく、自然なスイングをしやすいです。
- デメリット:
* 高い打点で打つ際や、強いトップスピン(順回転)をかける際には、手首の角度に工夫が必要になることがあります。
- こんな人におすすめ:
テニスを始めたばかりの初心者の方、まずは安定してボールを返したい方、フラット系のショットを好む方、オールラウンドにプレーしたい方。
2. セミウエスタン・グリップ(フォアハンド)
イースタン・グリップから少し深めに握り込んだグリップです。現代テニスの主流とも言えるでしょう。
#### 握り方:
イースタン・グリップから、さらにラケットを時計回りに少し回転させ、手のひらの付け根を八角形の面(ベベル)でいうと、やや下側の斜めの面(ベベル4)に置くように握ります。
#### 特徴:
- メリット:
* ラケットの面が下を向きやすいため、自然にトップスピンをかけやすいのが特徴です。トップスピンはボールに強烈な順回転を与え、相手コートに深く沈む軌道を描くため、攻撃的なテニスを展開しやすくなります。
* 高い打点でも打ち込みやすく、現代テニスの速いラリーに対応しやすいです。
- デメリット:
* イースタン・グリップに比べて、打点がやや前になる傾向があるため、慣れるまではタイミングを取りにくいと感じるかもしれません。
* フラット系のボールは打ちにくくなります。
- こんな人におすすめ:
テニスに少し慣れてきて、トップスピンをかけて攻撃的なショットを打ちたい方、高い打点でのプレーが多い方。
3. コンチネンタル・グリップ(万能グリップ)
「金槌を握るように」と表現されることが多く、主にサービスやボレー、スライスなどのショットで使われることが多いグリップです。
#### 握り方:
ラケットの面を床と垂直にして、手のひらの付け根を八角形の面(ベベル)でいうと、上の斜めの面(ベベル2)に置くように握ります。ちょうど、金槌を振り下ろすように握り込むイメージです。
#### 特徴:
- メリット:
* ラケットの面が斜めになるため、サービス、ボレー、スライスなど、テニスの様々なショットに対応できる「万能グリップ」として知られています。
* グリップの持ち替えが不要になるため、ネット際での素早い反応が求められるボレーなどには最適です。
* 手首を固定しやすく、安定した打点を作りやすいです。
- デメリット:
* フォアハンドでストロークを打つ場合、トップスピンをかけにくく、フラットなボールでも力が伝わりにくいため、攻撃的なショットは打ちにくいです。
* 初心者がフォアハンドの基本として学ぶには少し難しいかもしれません。
- こんな人におすすめ:
サービスやボレーを強化したい方、シングルス・ダブルス問わずネットプレーを重視したい方。多くのプロ選手は、サービスとボレーでこのグリップを使用しています。

あなたにぴったりのグリップを見つけるには?
ご紹介した3つのグリップは、どれが「一番正しい」というものではありません。あなたの体の特徴、プレースタイル、そして何よりも「心地よさ」によって、最適なグリップは変わってきます。
- 色々なグリップを試してみる: まずはそれぞれのグリップで実際にボールを打ってみましょう。最初は難しく感じるかもしれませんが、その「感覚」を大切にしてください。
- 練習を通して感覚を掴む: 一度握り方を決めたら、ある程度の期間、そのグリップで練習を続けてみましょう。徐々にボールの感触やコントロールの仕方が分かってくるはずです。
- コーチに相談する: スポーツクラブのレッスンでは、経験豊富なコーチがあなたの体の使い方やレベルに合わせて、最適なグリップを教えてくれます。独学で悩むよりも、専門家のアドバイスを受けるのが上達への近道です。積極的に質問してみましょう。
焦る必要はありません。自分に合ったグリップを見つける過程も、テニスの楽しみの一つです。

まとめ:
正しいグリップで、あなただけのテニスライフを楽しもう!
今回は、テニス初心者の方に向けて、ラケットの「グリップ(握り方)」の重要性と、代表的な3つのグリップの種類についてご紹介しました。
- グリップは、上達、怪我予防、ショットの安定性に欠かせない基礎であること。
- 初心者におすすめの「イースタン・グリップ」は、自然な打点で打ちやすく、多くのショットに対応できる万能な握り方。
- 攻撃的なトップスピンを打ちたいなら「セミウエスタン・グリップ」を試す価値があること。
- サービスやボレーで大活躍するのが「コンチネンタル・グリップ」であること。
これらの情報を参考に、ぜひ実際にラケットを握り、ボールを打ってみてください。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、正しいグリップでテニスを始めることは、あなたのテニスライフをより豊かで健康的なものにしてくれます。
もし、「自分一人だと不安だな」「本当にこれで合っているのかな?」と感じたら、スポーツクラブの体験レッスンに参加してみることを強くお勧めします。プロのコーチが、あなたのレベルや体力に合わせた丁寧な指導で、最適なグリップやフォームを見つけるお手伝いをしてくれるはずです。
テニスは、年齢を問わず長く楽しめる素晴らしいスポーツです。正しいグリップを身につけて、あなたらしいテニスを存分に楽しんでくださいね。コートでお会いできる日を楽しみにしています!

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